留学に興味はあるものの、「英語・中国語が全然話せない」、「治安が悪そう」、「文化の違いが分からない」などの不安が出てきて、留学への一歩が踏み出せない人もいるかと思います。その不安を解消するために、中国に1年間留学経験のある僕が留学のポイントを紹介します。
自己紹介
初めまして!ミャザと申します。僕は大学2年生から1年間、中国の上海の大学に留学をしていました。事前にHSK(漢語水平考試)の3,4級を取得して、中国に留学し、留学最中にHSKの5級を取得しました。誇れるような語学力はないですが、中国に関する勉強をしていく中で、自分にとってためになるような考え方を身に付けるきっかけとなりました。留学経験だけでなく、自分の好奇心の赴くままに色々な情報を発信できたらと思っています。
ポイント①:中国語を話せなくてもいい!
留学において、事前にその地域言語の習得は必須じゃないの?と思うかもしれません。
確かに留学に行く前から話せるに越したことはありませんが、話せなくても留学には行けるのです。
僕は留学に行く前にHSK(漢語水平考試)の4級を持っていました。この4級に合格すれば、「幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをすることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」とあります。が、実際4級を取得して留学に行った結果、ほぼ何にも分からなかったです!!笑 実際は、書いてある文字が何となく分かるくらいだったので、お店に入って注文をするくらいなら何とかできました。
正直、日本人であれば中国語の漢字は何となく分かることが多いです。そんな僕でも1年間の留学を通していくうちに、友達もできコミュニケーションも取れていたので、「中国留学に行くなら中国語は必須!」という訳ではないと思います。
ポイント②:現地の友達を作る!
中国留学を充実したものにするには、現地の友達を作るのが超大事です。
コミュニケーションを取ることによっての語学の向上だけでなく、困ったときには助けてもらうこともできます。
僕は留学の際に大学のサッカーサークルに所属していました。友達を作るために考えた答えが何かしらの部活やサークルに入ることだと思ったので、グランドでサッカーをしている人に拙い中国語で声をかけたらすんなりと受け入れてくれ、その日からサッカーサークルの一員となりました。
友達を作るきっかけは日本でも中国でも同じで、お互いの共通点を見つければそこからどんどんコミュニケーションも発展していき、充実した留学生活と、語学向上を助けてくれると思います。
中国語が全然話せなくても、必死に自分の気持ちを伝えていけば、語学力は付いていきます。話せるようになるには、机に噛り付くよりは、現地の友達に自分の言いたいことをどんどん伝えることが話せることに繋がります。
ポイント③:行動する!
留学で充実した生活を送るには、行動しないと始まりません。
正直、留学先の大学で授業があってもそこだけ出て、後は部屋にこもってネットやYouTubeを見てゴロゴロ過ごすこともできてしまいます。
極端に言えば、「これ」、「それ」さえ言えれば海外に行っても何とかなります。
しかし、友達が欲しい、色々な場所に行ってみたい、語学力をアップしたいと考えているのであれば行動あるのみです。一人での行動でもいいので、なるべく予定をたくさん入れて日本とは違った文化に触れることで、刺激にもなりますし勉強にもなります。
ポイント④:いろいろな人と話す!
友達を作り、たくさん行動をしていると色々な人と関わることができます。
僕でいうと、中国人だけでなく、中国に留学に来たロシア人やアメリカ人やたまたまであった日本人と話す機会がありました。その人たちと話していくと国際感覚が身についていきました。
文化、習慣、宗教などいろいろな価値観に触れ、自分では考えないような考え方がたくさんあります。日本や自分の考え方を客観的に見ることができ、より日本や自分、海外を知りたいと思えるようにもなっていきます。
自分が日本について全然理解していなかったと思い知らされますが、きちんと日本を知るきっかけともなるので、色々な人と話して価値観を広げていってください。
最後に
留学を目的にするのではなく、留学を通じて自分は何をしたいかを考えて行動することが大事です。
僕はそれを遅れてから気が付いたのですが、それでも途中から充実した留学生活を送ることができました。
自分から積極的に行動することによっていろいろな価値観に触れることが大事だと実感することができ、今後の生活にも活かすことができていると思います。この考え方は、留学に限った話ではないと思います。日本にいても同じことが言えます。
皆さんの好奇心の一歩目を踏み出すきっかけとなったら嬉しいです。